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私的フローラ逍遥〜水仙〜

 

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         「フローラ逍遥」よりNarcissus tazetta



私目線のフローラ逍遥。
本家フローラ逍遥は「水仙」から始まりますので
私も「水仙」の思い出をご紹介しましょう。


私にとって「水仙=イギリス」です。
昔、イギリスの湖水地方
ピーターラビットの作家Beatrix Potterの住まい
Near Sawrey 村に滞在した時のこと・・・。


宿泊したホテルで朝早く目が覚め
散歩をしようと外に出ました。
5月初めの朝霧のたちこめる静けさの中に
フワッっと浮かび上がる数々の黄色の水仙たち・・。
あの庭で見た幻想的な妖精のいるような光景は
それまでの水仙の地味なイメージを一掃してくれた
とても貴重な出会いでした・・・。


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Sawrey House Hotel とても心地よいホテルでした・・


そんな水仙との出会いの後
イギリスの田舎暮らしに憧れ
東京から北鎌倉の古家へと居を移します。
住み始めて素敵なサプライズが水仙の花でした。


北鎌倉在住だった著者澁澤氏も
「フローラ逍遥」に書かれています。


 「北鎌倉の我が家の庭にも毎年、
 むらがって水仙の花が咲く。
 庭ばかりではなく、
 玄関の前から裏の山にいたるまで、
 ところどころに青々と芽をふいて花をつける。
 もちろん私が植えたわけではなく
 もう何十年も前から、
 私がここに移ってくる前から自生しているのだ。」


そう、我が家の裏庭には
日本水仙の群生を見ることができるのです。
おそらくずっと昔からあったのでは・・と思います。
それまでの水仙の地味なイメージが
イギリス Near Sawrey 村の景色と重なり
大切な花となっています。


今年は「フローラ逍遥」のボタニカル画を見て
ちょっとひらめき球根ごと生けてみました。
球根の水栽培はヒヤシンスがポピュラーですが
こんなふうに球根ごと掘り起こし
根が少しだけ水に触れるようにしてみると
長持ちしています。


馴染みのある花もちょっと目線を変えて
生けてみるとちがった印象になりますね。


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 植物の根っこも花びらも、こうして見ると興味津々!   

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追記

 あまりの本の美しさに澁澤龍彦著「フローラ逍遥」
 オリジナル単行本購入してしまいました。
 箱に入ったハードカバー。
 やはり紙質といい印刷やフォントのサイズなど
 素晴らしいです!  絶版で古書になりますが
 手持ち無沙汰になったとき、ふとページをめくると
 美しいフローラの世界へと誘ってくれます・・・。


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