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おとなもこどもも考える ここはだれの場所?


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このあまりに美しく幻想的な灯り・・・
いったいこれは何だろう・・・?
キレイ・・キレイ・・・よく見ると・・・
全てがプラスチックの廃材で作られています。


東京都現代美術館で開催されている
「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」


4名のアーティストの展示があり
その中のヨーガン・レール氏の作品。
テーマは「文明の終わり」


「ヨーガンレール」といえばあの上質な美しい布を
魔法のようにファッションに構築してゆくスタイルで
多くのファンを魅了しつづけているブランドです。


デザイナーのヨーガンさんは
沖縄の住まいの海辺散策の時に
毎日のように打ち上げられるプラスチックに心を痛め
拾い集めてこの実情をアートにして
多くの人に知ってもらうことにされたそう。


廃材のアート・・・
一流のアーティストの手にかかると
これほどまでに美しいものになるのか・・・
感嘆です。


この美術館には子供たちも多く来てましたが
このブースに入ると一斉に「わぁー!」と声を上げ
光の中に走って行きます。
大人たちは息をのみます。


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そして次のコーナーでは
拾ったビーチサンダルの展示と
ヨーガンさんのこのアートに込めた
「思い」が寄せられていました。
ご自身が「最後の仕事だ」と書かれているように
事故に遭われ本当にこれが「最後の仕事」に
なってしまったことが、いっそう胸に迫ります。
一部ご紹介させていただきますね。 
          


「文明の終わり」より抜粋


 流れ着くゴミのほとんどは
 醜いプラスチック製品のなれの果て・・・
 日本のものもあれば
 どこかアジアの国から流れ着くものもあります。
 見つける度に拾い集めるのですが
 次の日にはまた流れついてます。
 
 砂に足を踏み入れて歩くうちに
 何ともいえない違和感を覚えました。
 目をこらしてみて衝撃を受けました。
 砂の中に、砂と同じくらい細かく砕かれた
 プラスチック片が、
 びっしりと混ざっているのが分かったからです。

 誰でもない、人間がしたことなのです。
 これは文明の終わり・・・、
 私にはそう思えてなりませんでした。

 醜いプラスチックのゴミを大量に見せただけでは
 その恐ろしさを分かってもらえないのなら、
 私はゴミを使って、何か自分が楽しいと思うものを
 作り出す努力をします。
 ただ美しいだけのオブジェではなく、
 もう一度人の役に立つ実用的なものに変えましょう。


                  2014年9月

                                          ヨーガン・レール


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悲しみや痛み・怒りもアートとなる・・・
心に強く響きました。
ぜひこれは日本中だけでなく
世界中の方に観てほしい展覧会と思います。


10月12日まで東京都現代美術館で開催。

  (会場外でヨーガンさんが語るメッセージビデオが
  ありますので、ぜひそちらもご覧下さい)



 



  

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コメント

素敵。
廃材でこんなアートが。
感動的ですよね。
私も見に行きたいなぁ。

投稿: いるたん | 2015年10月 3日 (土) 13時51分

いるたんさん

素敵でしょう・・・!
幻想的で、本当にこの世のものかしら?
と思います。小さな子供達も感動してましたよ。ぜひ見に行ってみてください♪

投稿: bluebell | 2015年10月 3日 (土) 22時33分

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