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スマイル

 

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ご存知方も多いと思いますが
イギリスでは国会議員が地元の町で
殺害されるという痛ましい事件が起きました。


Jo Coxさんは下院議員の新人で
1年をようやく過ぎた41歳の女性議員。
たまたまBBCで当時、当選した時の様子を見ていて
なんて普通の可愛らしい女性かしらと
こーゆー普通の感覚を持つ人が選ばれる国なんだと
イギリス人の懐の深さに感心してました。


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その後議会というまだ男性・階級社会の
喧々囂々とした中(ある意味日本よりもすごいかも)
どこにでもいる普通の女性が
人道支援や国際問題へ熱心に取り組み
しっかりと意見を述べている・・・
頼もしく見ていました。
そんな彼女が地元のヨークシャーでの普通の午後
国粋主義者によって突然命を絶たれました。


ちょうどEU離脱か残留かの国民投票を
控えていたイギリス。
選挙運動は一時停止され国中でが悲しみ
日本人の私でさえショックで悲しくて・・・。



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厳しい議会の中でさえ彼女の周りはいつしか笑顔に・・・



まだ幼い二人の子供を残し、
やりたいこと・やるべきことをたくさん残して
突然去る・・・心残りでいっぱいだったことでしょう。


ご主人のブレンダンさんがその日声明を出しました。

「彼女が今望んでいることは
特に2つのことを望んでいるでしょう。

私たちの大切な子供たちがあふれる愛に
包まれていること、

そして、妻を殺した憎悪に対して
私たち全員が団結して闘うことです。
憎悪には信念、人種や信仰心はなく、
毒があるのみです。

ジョーは、自分の人生に何一つ後悔してないでしょう。
毎日全力で生きていましたから。」




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  ご主人のブレンダンさんと。ロンドンでは家族で
       ボートで暮らしていたそう
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       中央の白髪の方はご両親。
  大変苦労して彼女を大学に通わせたそうです



BBCでは仲間議員のメッセージを紹介。
「彼女はあらゆる弱者のために尽くしてきました。
議員となり、異なる意見の人と対話することに
努力しました。彼女が特別だったこと・・・
それはその全てを微笑みを持って成し遂げたのです」



確かに残っている映像は全て笑顔。
いつも赤・青・白のトリコロールの洋服をまとい
生馬の目を抜くような議員の中で
笑顔で対話している・・。


これはある意味
女性にしかできないことかもしれません。
そういえば前回の朝ドラのヒロインの口癖は
「女性の柔らかい心」でしたね。
自分と違う意見にも笑顔で耳を傾け
笑顔で反対意見を述べる・・
これはなかなかできそうでできないことです。


最後に事件の当日、
ロンドン市の補欠選挙に当選した女性
カーンさんの声明をご紹介します。


「今日、私たちは民主主義がいかに弱くて
もろいものか、よくわかりました。
だからこそ守る価値がある貴重なものなのです。
私はこの民主主義をどんなことがあっても守り
市民のみなさまに尽くすことを誓います」

 


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    苦しい時、悲しい時、腹立たしい時、悔しい時
   自分の足元を見てコックスさんの「微笑み」を
        思い出したいと思います。
    






 



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