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ミュシャ展 スラブ叙事詩

 

ミュシャはアール・ヌーヴォーを代表する芸術家。
サラ・ベルナールのポスターなど
優美な曲線と温かな色合いが印象的です。
大好きな画家で、今まで何回か展覧会を観ていました。

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先日たまたま美術館近くを通りかかり

時間に余裕があったので立ち寄った「ミュシャ展」
ですが、今までの印象をくつがえすかのような
圧倒された作品群でした。


会場へ入ると最初にその巨大な油絵の作品群が
私たちを迎えてくれます。
キャンバスに描かれた迫力と構図・筆の緻密さ。
写真でいうピンとボケによるドラマチックな表現。
色合いは溶け合うかのように塗り重ねられ
観ているだけで、その温度まで伝わってくるよう。


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えっ?これってだれの作品?と
間違って別の会場に入ったかと
思ってしまったほどです・・・。
今までの私の知っていたミュシャ作品とは
一線を画していました。
写実的で繊細な描写に心がゆさ振られます。



「見たことがない」と思ったのは正解で
実は本国チェコの国外への出展は世界初とのこと。
全20作に及ぶ連作は「スラブ叙事詩」と
言われるもので、スラブ民族の人権のために
ミュシャが晩年、命をかけて描いた作品群。
描き終えた後、ナチスの執拗な拷問を受け
釈放されたものの命を落としてしまいます。

 

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21
これらの連作20点は6m×8mですみずみまで丁寧な筆致



ミュシャの遺族とチェコ政府との関係で今後、
これらの作品がチェコ国外で展示されるかどうか
わからないそうです。
日本で観られるのも最後かもしれません。
ぜひ、魂の絵画を間近で見てみてください。

 

ミュシャ展
国立新美術館にて6月5日まで








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