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追想

 
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イギリスのブッカー賞受賞作家
イアン・マキューアンの原作を映画化した「追想」
主演のシアーシャ・ローナンはアカデミー賞に
何度もノミネートされていますね。


舞台は1962年のイギリスのドーセット。
二人の若者の短い結婚生活の
出会いから別れまでが描かれます。


まず映像が美しい!
舞台となっているドーセットのチェジルビーチは
以前訪ねたことのある場所です。
本当にあの映画のとおり静寂で
波の音と砂利の上を歩く音しか聞こえない・・・
実際、自販機も看板も何にもない本当に美しい所。
その風景に鮮やかなブルーの衣装のシアーシャと
体にフィットしたネイビーのスーツを着たビリーが
浮かび上がり、話は展開していきます。


結婚式を終え、宿泊のホテルの一室では
二人の緊迫した会話が、回想と共に描かれていく・・・
幸せなはずの二人がなぜ?その理由が少しずつ
明らかになっていきます。


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この映画を観て、改めて性教育について
考えさせられました。
1960年代、まだオープンでない時代
似たようなことはいっぱいあったのでは・・・?


たまたまフランスの性教育実情みたいな
TV番組があり、実物人形?のようなもので
ありのままをきちんと教えていました。授業は
どうやって自分たちが生まれてきたか・・・。
「パパとママが出会ってお互い愛を感じて好きになる」
ここから始まります。(大事なことです)
そしてお互いが好きでなければ
してはいけないとはっきり言っています。
コンドームの付け方も男女共に模型を使って実習。
性病やいたずら、性暴力に合わないためにも
自分を守ることを教えるそうです。
コンドームは学校の自販機で購入できるそう。


私の時代には男女別々に
生理と妊娠の仕組みみたいなものしか
教えられなかったように思います。
本当に世界一受けたい授業です。
当時このような授業があったなら
「追想」のカップルの運命は違っていたことでしょう。


個人的には後半のその後のシーンは必要なかったと・・。
あれがなかったらアカデミー賞ものかも?
調べたら原作にはないそうでやっぱり・・・!
原作を読んでみようと思った心に残る映画でした。


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    このドーセット小石のビーチ(Chesil Beach) 
 ザクザク歩く音も石のベージュグラデーションも素敵



夏は子供向けのものが多い映画館ですが
大人の観るべき数少ない美しい映画です。

   




 

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