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京マチ子という人

 

Dsc01251



「京マチ子映画祭」
角川シネマ有楽町で開催されています。



京マチ子さんは大映の映画女優で
「羅生門」「雨月物語」「地獄門」などで
世界の映画賞を受賞されています。
デビューされて70周年ということで
角川シネマでは代表作が日替わりで上映中です。



私は谷崎潤一郎原作の「鍵」を
観てきました。
1959年の作品はBGMはなく
大画面に映し出される映像の
なんと静かで美しいことか。



京マチ子は奇跡のように美しく妖艶。
夫役の中村鴈治郎はいやらしさが滲み出て
若き仲代達矢はシャープではつらつ。
家政婦役北林谷栄は当時若いはずなのに
渋いお手伝い役がハマっています。



私が感動したのは「音」と「映像」と「言葉使い」。
BGMの全くない代わりに風の音や食器の重なる音
木戸を開ける音など登場人物の心理に
見事に重なります。
瓦屋根や、竹林、当時の町並み
部屋は簡素だけれどプラスチックなど
陳腐なものが一つもなく、しつらえが美しい。


 
そして何より役者達の使う美しい日本語。
昔の人達はこんなにも丁寧な美しい
日本語を使っていたのか・・・!
衝撃でした・・・。



最近の奇妙とも思える言葉の乱れ。
私は小さい頃アナウンサーの話し方を
手本とするよう教わりましたが
親近感を狙っているのか
今や大人の皆さんでさえ
おかしな?日本語を使っています。
ぜひ多くの人に映画を見ていただき
「美しい景観、美しい日本語、美しい所作」を
感じていただきたいと思います。


3月21日まで角川シネマ有楽町にて
日替わりで上映中。
失ってしまった古き良き美しき日本を
観ることのできる絶好の機会です。






 
 



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