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おいしい人生

 
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  無名塾は仲代さんのご自宅兼稽古場です
 

毎年恒例となっている仲代達矢さん主催
無名塾コミュニケーションパーティーに
参加しました。
稽古場で開催されるファンとの集いです。
毎年塾生たちが趣向を凝らし
景品付ゲームをやったり、次回公演の紹介
そして飲み物や仕出しが振る舞われます。
最後に主催者の仲代達矢さんが登場し
スピーチされてお開き。もう何十年と
続けられています。
 
 
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出版物なども販売され「おいしい人生をありがとう
という一冊の本が目にとまりました。
仲代さんの奥様、宮崎恭子さんが
1999年に書かれた本の復刻版。
恭子さんは生前作家、演出家として
無名塾を支えていらした。
表紙や中ページには懐かしい恭子さんの
イラストと文章が添えられています。
 
 
 さんきゅう 三十九年間
 さんきゅう 明日から四十年目

 たくさんの役
 あなたは輝いていた
 たくさんの作品
 あなたには想いがあった
 才能があった

 一緒にやってきて 私
 面白かった
 堪能した
 おいしい人生をありがとう

 これからもずっと
 ずっとよろしく

  
  一九九六年 四月二十二日
  結婚記念日

  恭子


この詩を書かれた二ヶ月後恭子さんは
旅立たれました。
 
 
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無名塾にお問い合わせ頂ければ購入可能かと思います
 
 
 
実は30年ほど前、佐賀で地方公演中の
仲代達矢さん、恭子さん、山本圭さん達と
偶然同じ料亭で一緒になり、仲居さんに
「大ファンなんです・・・」と言ったら
お部屋まで連れて行ってくださり
10分ほどですがご一緒させてもらいました。
 
 
仲居さんがお料理を運んでくるたびに
「ありがとうございます」と敬語で
一回一回お礼をおっしゃる仲代さんに
感動したことを覚えています。
「実るほど頭を垂れる稲穗かな
まさにそのものでいらっしゃいました。
 
 
今も無名塾には恭子さんの絵や詩・写真が
沢山飾られていて、ここには
恭子さんはいらっしゃる・・・。
そんな気配が感じられます。
 
 
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     モノクロ写真は恭子さんです
 
 
 
スピーチで仲代さんは「後何回できるか・・と
思いながら続けています。最後と思いつつも
あの芝居もやりたい・・と欲が出てきます」
「欲」は大事。欲がある間は大丈夫。
ぜひぜひ続けて欲しい。
 
 
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仲代さんの存在そのものが
私たちに力と勇気を与えてくださる。
恭子さんのように最期の時
おいしい人生をありがとう」と言えるよう
一日一日を大切に生きよう。
心からそう思います。


 
  
 
 
 
 

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