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ミナマタ

 
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緊急事態宣言が解除となり
満を辞してたくさんの映画が公開されていますね。
気になる映画の中選んだ「ミナマタMINAMATA
世界的に有名な写真家ユージン・スミスを
ジョニー・デップが演じています。
両者に興味があったので封切り早々観てきました。
 
 
「LIFE」の報道カメラマンとして活躍したスミスは
第二次世界大戦での過酷な現場を撮影したことによる
PTSDに悩まされ、酒に溺れる自堕落な日々を送ります。
 
 
そこへ長年仕事を共にするLIFEの編集長の計らいで
日本での奇病の取材を撮るため
妻のアイリーンと日本の水俣へ向かいます。
日本の美しいのどかな風景とは裏腹に
隔離され寝たきりで暮らしている人々のことを知り
スミスは報道すべきと撮影を望みますが
異国のカメラマンを受け入れない水俣の人達。
 
 
ですが少しずつ心を通わせ、ついに撮影が始まり
それは「LIFE」から世界中へ発信される
こととなります。
 
 
水俣で起きている現実を伝える義務が
自分にはあるのだと確信していく過程。
そしてスミスの撮影をする姿は、被写体に寄り添い
人間の尊厳を大切にする彼の姿勢が見えます。
 
 
日本人では真田広之、浅野忠信、美波など
エキストラ含め多くの人が出演する中
注目は國村準。多様な映画やドラマに出演してますが
今回はこのチッソの社長役を見事に演じていて
デップとの攻防は鬼気迫るものがありました。


 
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    國村さんの英語は大変美しかったです。


 
私たち日本人はこの当時のことを他人事として
捉えるのではなく、水俣の方達に寄り添いながら
伝えていくことを忘れてはならないと心から思います。

プロデューサーも務めたジョニー・デップの言葉です
「メディアや映画には社会問題を伝える力があり
その力を使って伝えていきたいと思った。
それが自分の夢だった」
 

映画が終わってもしばらく動けなかった・・。
私の映画人生は長いのですが
今までのベスト10に入る、素晴らしい映画です。

 

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   こちらは実際のスミス夫妻のツーショット

 
「写真を撮る時、私は小さなネズミみたいになるんだ。

誰にも気にされないように、目立たないように
自分の存在感を消すんだ。 ユージン・スミス」


 
 
  
 
 
 
 

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