ハクモクレンのある風景

 

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今年は暖かな3月となっています。
桜のつぼみもふくらみ始めていますがその前に
我が家近くの「ハクモクレン」が満開!
この大木は北鎌倉のとあるマンションの敷地にあり
おそらく北鎌倉の人々にとって
思い入れのある大木と思います。


20年ほど前、美しい洋館のお庭にあった大木。
近くを通る人達の目を楽しませてくれていました。
その洋館が取り壊されることになり
ハクモクレンは伐採の危機に・・・。
多くの人の目を楽しませてくれる大木を
なんとか残してもらえないか・・・
地域の人々が嘆願して残すことが決まったのです。
 


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でも、マンションが建ち、それから数年間
全く花は咲きませんでした。
ああ、なんということか・・・。
やはり自然は正直で
水の道や根っこのダメージなどで
大変な負担があったことと思います。


もう、ダメなのかな・・・と諦めかけていた春
数輪の花をつけました。
そして春を迎えるたび増えていき
今、これくらいまでに再生したのです。


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       マンション前の小さな小さな公園
   通る住人や観光客の心を和ませてくれます



自然の力のもろさと強さを示したくれたハクモクレン。
この大木を見るたびに、残すために尽力された
今は亡きご近所のMさんのお顔が思い出され
きっと喜んでいらっしゃる・・・と
この季節、思いを馳せます。



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抱負


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みなさま明けましておめでとうございます。
今年も少しずつですがブログで
日々の暮らしで感じたことを
綴っていきたいと思っておりますので
どうぞよろしくお願いいたします。


昨年のクリスマスパーティーで
30年来の友人が「来年の抱負」を
発表してくれました。


彼女はOL時代(古い?)の同期で
今、アルバイトをしながら
自分の道を模索中。
ずっと「花」が好きで花屋さんで働いたり
リースなどを作りイベントで販売したり
コツコツと作品を作っています。


手作りですから大量には作れません。
商業的には難しい・・・。
でもやはり「花」から離れたくない・・・
他の仕事をしながら続けてました。


そして見つけた
「作品を作り
人の顔が見える場で
販売していく」
作品を作って、人と対話しながら
自分で販売し見届ける・・・。


長い時間をかけて
自分の中で熟成させた答えは
きっと正解なのだと思います。


人はいつでも、いつからでも、なんでも
始めることができる・・・

友人からの素敵なメッセージを
心に留めた新年です。
 


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   ウッド壁面の我が家にしっくり馴染みます


 






 


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椿たちへ


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北鎌倉の我が家は椿に囲まれた中にあります。
初冬から咲き始め、そろそろ終わる頃・・・。
ポタポタとその花や花びらを落としています。
綺麗でそのままにしておきたいところですが
人が通る道なのでいつもサクサク履いています。


ところが今朝、家を出たところ
階段脇に落ちた花たちがお行儀よく
キレ〜イに並べられているではありませんか!
もう、びっくり!!


近くに住む坊やが並べたのかな・・・?
それともおばあちゃまかしら・・・?
なんて思いながら、命の尽きる花を
こんなふうに愛でる心に感動しました。


写真を撮っていたら通りがかりの紳士が
「素敵ですね〜素晴らしい〜」と
褒めて行かれました。
(私が並べたのではないのですが・・・汗)



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そろそろ桜の季節ですが
命終わりゆくものへ感謝と愛情を注ぐこと
本当に素敵なことですね。


今年の椿たちに感謝して
来年もたくさん咲いてくれますよう。

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BONSAI


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あけましておめでとうございます。
今年のお正月、関東は本当に暖かく
過ごしやすい毎日でした。



昨年はぎりぎりまで仕事に追われ
気がつくと年が明けておりました・・・(汗)
今年は時間配分をしながら
もう少しゆとりのある日々を送りたいと思います。
ブログも続けてまいりますので
どうぞよろしくお願いいたします。



写真は鎌倉で見つけたミニ盆栽。
最近よく見かけますね。
盆栽は中国で発祥したそうです。
日本には平安時代から鎌倉時代あたりに渡来。
今では日本独自に発展して海外では
「BONSAI」として支持を受けています。
初めて購入してみましたが
凛とした美しさを感じます。



美しいものを愛でる心のゆとりを大切に
2017年の1日1日を丁寧に過ごしたいと思います。




 
 
 



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イースターの花飾り

 

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今年のイースターは3月27日。
イースターの花飾りを
我が家の庭から作ってみました。


卵の殻を花器に使って
水仙やハーブをアレンジ。
卵の上部に穴を空けるところが
少しだけ難関ですが、ディナーナイフの背を使って
軽〜くトントン叩くとヒビが入ってきますので
お好みの大きさまで穴を広げてみてくださいね。



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卵を洗いエッグスタンドに立てたら
卵のサイズに合わせた小さめの花を入れると
バランスが良いでしょう。
私は庭のハーブと水仙をセレクト。


いくつか作ったものをまとめてトレイに乗せ
玄関やお部屋に飾ってもgoodですし
お客様のおもてなしに一個ずつ
洗面所やお手洗いなどに飾っても素敵と思います。


卵の中身は朝食のスクランブルエッグや
お菓子作りに使ってください♪


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シックなシクラメン

 

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長くたいへんお世話になっている会社から
毎年お歳暮を頂戴いたします。
今年も冬の女王・美しいシクラメンが届きました。


シクラメンもいろいろ品種改良されて
フリフリの花びらや斑の入ったものなど
この時期になるといろいろなタイプを見かけますね。
いただいたシクラメンは
フューシャピングの花がたくさん!
青みがかったグリーンの葉とのコントラストが
なんともシックでエレガントです。
花びらをよく見るとうつむきかげん・・・。
調べるとこんなお話があります。


その昔、草花好きのソロモン王が
王冠に花のデザインを取り入れようと思い
様々な花と交渉しますが断られ
唯一承諾してくれたシクラメンに感謝すると、
シクラメンはそれまで上を向いていたのですが、
恥ずかしさと嬉しさのあまりに
うつむいてしまったのだそうです。
花言葉は「はにかみ」


日本名は「篝火花(かがりびばな)」
歌人・九条武子さんがシクラメンを見て
「これはかがり火の様な花ですね」
といった事から植物学者の牧野富太郎氏が
名付けたそうです。


どちらも素敵な言い伝えですね。
そして私の中ではシクラメンは
「大切な方々からのまごころ」です。


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薔薇を愛でる一日


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先日お友達と「薔薇を愛でる一日」を開催。
といっても鎌倉近辺の散策です (笑)


こちらは「鎌倉文学館」
建物は旧前田侯爵家の鎌倉別邸として建てられた
美しい洋館で、1983年に鎌倉市に寄贈されました。


現在館内は鎌倉文士の資料館となっています。
鎌倉は小説家など作家さんが多く居を構えた地。
夏目漱石や川端康成などの原稿なども
見ることができます。


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建物の前には広々とした芝生の庭がお庭が広がり
貴族になったかのよう・・(笑)
そしてその奥には薔薇園が
ひときわ色鮮やかに輝いています。
186種221株の薔薇たちが
春と秋に楽しませてくれるのです。


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そしてもうひとつの薔薇スポットは
神奈川県立フラワーセンター大船植物園
こちらは四季を通してたくさんの花を楽しめます。
特に薔薇はつるばら350品種、1200株という
たくさんの花が咲き誇り、なかなか圧巻なのです。
薔薇コーナーへ一歩入ったとたん
薔薇の香りがたちこめて本当に癒されます。


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ちなみに私のお気に入りはこちらデンティ ベス。
調べてみたら1925年イギリスで作られたそう。
デンティ=Daintyとは
「きゃしゃな、かわいらしい」という意味。
「かわいいベス」・・・素敵なネーミングですね♡


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                           Dainty Bess 
         
                   Category     Bush Roses
                                    (Hybrid Tea Roses)
                   Bred By      Archer
                   Colour        Shell Pink
                   Flower Type    Single
                   Size            Short Bush
                   Hardiness    Hardy
                   Fragrance    Dog Rose fragrance Medium
                   Repeating    Good


どちらの薔薇も6月上旬頃までは
十分楽しめると思いますのでお出かけください♪
植物園はお弁当を持ってピクニックにも最適ですよ!











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私的フローラ逍遥〜梅〜


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梅の花が鎌倉のあちらこちらで見かけられます。
この花の美しさは鎌倉へ移り住んでから
わかるようになりました。



それまでちょっと地味なイメージしか
持っていませんでしたが
鎌倉ではあちらこちらのお宅や山の中で
見ることができます。
その楚々とした姿は、まだ冬空の中に
春の予感を近くに感じられちょっとワクワクします。 



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澁澤龍彦氏は著書「フローラ逍遥」で書いてます。
「春の気分とともに咲く桃やアンズや桜ならば、
ヨーロッパ人の美意識にも
訴えかけてくるものがあるのだろうが、
冬の日ざしを浴びて的れきと咲く梅の花だけは、
彼らの情緒には少しも反応しないらしいのだ。」



確かに、イギリスに桜はありましたが
梅は見かけなかった・・・。
やはりミニマムな花は日本特有の美なのでしょうか。
私もようやく大人になったかも・・・(汗)



3月になりました。
皆様のお近くにもおそらく見ることのできる梅の花。
日本の誇るミニマムな大人の花を
しばし楽しみましょう。


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            つぼみもかわいい・・・

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      よく見ると花びらが重なりおしべがたくさん!

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 毎年東慶寺では期間限定で「こまき」の生菓子を
    一服のお茶と共にいただけます




 






  

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私的フローラ逍遥〜水仙〜

 

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         「フローラ逍遥」よりNarcissus tazetta



私目線のフローラ逍遥。
本家フローラ逍遥は「水仙」から始まりますので
私も「水仙」の思い出をご紹介しましょう。


私にとって「水仙=イギリス」です。
昔、イギリスの湖水地方
ピーターラビットの作家Beatrix Potterの住まい
Near Sawrey 村に滞在した時のこと・・・。


宿泊したホテルで朝早く目が覚め
散歩をしようと外に出ました。
5月初めの朝霧のたちこめる静けさの中に
フワッっと浮かび上がる数々の黄色の水仙たち・・。
あの庭で見た幻想的な妖精のいるような光景は
それまでの水仙の地味なイメージを一掃してくれた
とても貴重な出会いでした・・・。


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Sawrey House Hotel とても心地よいホテルでした・・


そんな水仙との出会いの後
イギリスの田舎暮らしに憧れ
東京から北鎌倉の古家へと居を移します。
住み始めて素敵なサプライズが水仙の花でした。


北鎌倉在住だった著者澁澤氏も
「フローラ逍遥」に書かれています。


 「北鎌倉の我が家の庭にも毎年、
 むらがって水仙の花が咲く。
 庭ばかりではなく、
 玄関の前から裏の山にいたるまで、
 ところどころに青々と芽をふいて花をつける。
 もちろん私が植えたわけではなく
 もう何十年も前から、
 私がここに移ってくる前から自生しているのだ。」


そう、我が家の裏庭には
日本水仙の群生を見ることができるのです。
おそらくずっと昔からあったのでは・・と思います。
それまでの水仙の地味なイメージが
イギリス Near Sawrey 村の景色と重なり
大切な花となっています。


今年は「フローラ逍遥」のボタニカル画を見て
ちょっとひらめき球根ごと生けてみました。
球根の水栽培はヒヤシンスがポピュラーですが
こんなふうに球根ごと掘り起こし
根が少しだけ水に触れるようにしてみると
長持ちしています。


馴染みのある花もちょっと目線を変えて
生けてみるとちがった印象になりますね。


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 植物の根っこも花びらも、こうして見ると興味津々!   

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追記

 あまりの本の美しさに澁澤龍彦著「フローラ逍遥」
 オリジナル単行本購入してしまいました。
 箱に入ったハードカバー。
 やはり紙質といい印刷やフォントのサイズなど
 素晴らしいです!  絶版で古書になりますが
 手持ち無沙汰になったとき、ふとページをめくると
 美しいフローラの世界へと誘ってくれます・・・。


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フローラ逍遥

 

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以前から気になっていた本「フローラ逍遥」
装丁の美しさにずっと心惹かれていました。


作者は澁澤龍彦氏。
私の住む北鎌倉に澁澤氏の住まいがあり
奥様の龍子さんをお見かけしたことがあります。
龍子さんが彼の死後書かれた著書
「澁澤龍彦との日々」にとても感動したものです。
本書では北鎌倉の様子も描かれていて
澁澤氏が目にしていた光景を見ることのできる
喜びを感じながら読んでいます。


この「フローラ逍遥」は、雑誌「太陽」に
掲載されたエッセイを一冊の本にまとめたもの。
作者のあとがきに書かれていますが
植物愛好家、八坂安守氏の選び抜かれた植物画が
エッセイに品格と彩りをプラスして
日本の本としては稀に見る
とても美しい本になっていると思います。
ボタニカルアート好きには魅力的!


「逍遥」とは「そぞろ歩き。気ままに楽しむ」という意味
フローラ逍遥とは
「花を気ままに自分流に楽しむ」ということでしょうか。


今年はこのエッセイから
私の目線のフローラ逍遥を
皆様にお届けできれば・・と思っています。
どうぞお楽しみに♪

 
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   「フローラ逍遥」からワインマンの植物図譜








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